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債務ノート

過払い金を弁護士事務所に相談【どこに相談するのがおすすめ?】

過去の借金が法律の上限を超える金利であった場合には、その超えた部分を過払い金として業者に返還を求めることが可能です。正式な民事訴訟になった場合には膨大な訴訟費用がかかるため、まずは債権者と交渉の上、和解というかたちでの解決を模索するのが一般的なあり方といえます。

こうした交渉に関しては、個人で対応することは難しいため、弁護士事務所に相談の上で、いっさいを依頼するというのが安心です。

過払い金とはどのようなものか

消費者金融などからの借金の金利については、利息制限法と出資法という、ふたつの法律の規制を受けています。しかし、ごく最近までは、このふたつの法律が定める上限金利が異なっており、罰則のない利息制限法の金利のほうがより低く、罰則のある出資法の金利のほうがより高く設定されていました。

そのため、利息制限法には違反するものの、出資法には違反しないというぎりぎりのラインの金利を設定したローンが昔は一般的であり、サラリーマンが高い金利に苦しんで自己破産をするケースも多くみられました。

この件は各地で消費者金融などを相手取った民事訴訟に発展し、最高裁まで争われた結果、利息制限法の上限金利を超える部分は明確に違法と判断されました。

現在、このような違法な金利での貸付けは行われていませんが、過去の借金であれば金利の超過部分は存在する可能性があり、これがいわゆる過払い金とよばれるものになっています。

弁護士事務所に依頼するメリット

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過払い金を請求するにあたっては、和解の方法がとられるのが一般的ですが、相手が企業である以上は、準備のないままに個人で交渉しようとしても、相手に法律上の知識を駆使されて丸め込まれてしまうのは明らかです。

弁護士事務所であれば、法律上も他人の代理として示談交渉や、場合によっては訴訟などといった手続きを行うことが可能とされていますし、なによりも国家資格に裏付けられた豊富な法律上の知識と経験を兼ね備えていますので、交渉がスムーズに進む可能性が高いといえます。

もしも和解が成立しなかった場合には、そのまま民事訴訟に移行するといった対応も可能ですので、そうした意味でのメリットも大きいといえます。

弁護士事務所への依頼の手順

弁護士事務所に対して過払い金返還の手続きを依頼する場合には、まずは所属弁護士による法律相談により、問題の概要を説明して法律上のアドバイスを得るというところからはじまります。

アドバイスに納得ができたのであれば、見積をもらって正式に契約を結ぶことになります。弁護士では受任したことを債権者に伝えるとともに、過去の借金の返済記録などを業者に請求して引き直し計算とよばれるものを行い、過払い金がどの程度発生しているのかを確認します。その上で債権者との交渉に臨み、依頼者にとってより有利な条件を引き出したところで和解書が作成され、双方が署名捺印して解決という流れになります。

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