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債務ノート

民事再生について聞きました!家族や職場に内緒にしたい!

民事再生とは、借金を整理して、債務者の経済的再建を図る制度です。
大幅な借金の減額が可能で、一定の条件を満たせば、マイホームを手放さずに済むことが、この制度の魅力です。

民事再生の特徴

民事再生が、借金を大幅に減額し、住宅を守れることは先述したとおりです。
それ以外のメリットとして、資格制限がないこと、借金の理由が問題にならないこと、が挙げられます。

自己破産のように復権するまで、一定の職業に就けないという不利益はありません。
また、借金の理由は制限されていないので、ギャンブルでも浪費でも構いません。
一方、デメリットは、手続が複雑で、裁判所に提出する書類が多いこと、ブラックリストに名前が載ること、官報に名前が載ることです。

家族にばれるか

扶養義務
借金地獄から解放されたいが、借金の存在を知られたくない人もいると思います。
ギャンブルやクレジットカードによる散財、投資の失敗など、家族に隠し通したい借金を抱えている人もいるでしょう。

とはいえ、借金は期限が到来すれば、返さなければなりません。
いつまでも返済を怠っていると、債権者からの督促が始まります。
最初はごまかせるかもしれません。
しかし、借金を返す当てがなければ、ばれるのも時間の問題です。

そこで、民事再生を利用するわけですが、最後まで家族に隠し通せるでしょうか。
結論から言うと、同居の家族に最後まで隠し通すことは難しいといえます。

まず、必要書類の提出(配偶者の給与明細、家計収支表)でばれるかもしれません。
また、民事再生後はブラックリストに名前が載るので、一定期間、金融機関でローンが組めなくなります。

今までできていたことができないとなれば、不審がられるでしょう。
そして何より、民事再生では、実現可能な再生計画を立てなければなりません。

そのためには、家計を握っている配偶者の協力が必要になるはずです。
無理な返済計画を立てたことで、再生取消となれば、また借金地獄に後戻りです。

職場にばれるか

借金の存在も民事再生したことも、職場には知られたくないはずです。
職場にばれずに民事再生することができるでしょうか。

まず、職場からお金を借りている場合、すなわち会社が債権者の場合は、ばれます。
民事再生は全債権者を対象にするので、会社だけ債権者から外すことはできないのです。
会社が債権者ではない場合は、ばれることはないでしょう。

民事再生すると、先述したように官報に名前が載ります。
官報を逐一チェックしているような会社であれば、ばれるかもしれませんが、普通、会社は官報などチェックしないでしょう。

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