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債務ノート

払いすぎた利息の返還!【請求する際に気をつけることとは】

自分では正規の利息を払っているつもりでも、実際には違法と判断された高利の返済をしていたため、正確な利息を計算してみるとすでに完済しており、払いすぎた利息が発生しているというケースがあります。
いわゆる過払い金ですが、これは債権者に対して請求することで取り戻すことができます。

どうやって返還請求をするか

払いすぎた利息があるかもしれないと思ったら、まずは契約時から現在までの取引履歴を取り寄せる必要があります。
これは直接債権者に連絡をしますが、その時に理由を聞かれたり、本人かどうかを確認されることがあります。

郵便で履歴が届いたら、それを利息制限法に従って引き直し計算します。
手作業ではまず不可能ですので、専用のソフトを探して利用しましょう。

払いすぎた利息がいくらなのか確定したら、直接債権者に連絡を入れて、その金額を返してほしいと交渉します。
業者側は減額を希望してきますので、話し合いでお互い納得できる部分を見つけます。
話が決まったら和解書を交わし、振込で返還してもらいます。

請求する際に気を付けること

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払いすぎた利息の返還請求をするときには、履歴に分断や時効がないか確認しましょう。
例えば、一度完済して何年も放置して、新たに借り入れをスタートさせた場合、同じ債権者でも取引が二つとみなされます。

基本的に、取引は分断されると払いすぎた利息の額が大幅に減りますので、分断扱いになるかは大切です。
通常は、一年以内に取引を再開していれば一連のものとみなしても大丈夫です。
また、時効は最後の取引から10年の経過で成立します。
あまり長いこと放置しておき、返還請求をした場合には、債権者に請求できませんので注意しましょう。

専門家にも相談を

払いすぎた利息の返還請求は自分でもできますが、実際にやろうとすると履歴の引き直しは大変ですし、業者との交渉も相手がプロですので難航しがちです。
そのため、一度弁護士や司法書士といった、債務整理の専門家に相談してみることをお勧めします。

有意義なアドバイスをもらうこともできますし、手続きを依頼すると、履歴の取り寄せから和解まですべて任せることができる上、代理人が入ることで債権者からこちらに連絡が来ることもなくなります。

報酬は過払い金から差し引かれるため手出しもなく、手元に資金がない場合でも依頼することができます。
交渉が上手くいかないときは訴訟になることもありますので、任せたほうが安心です。

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