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債務ノート

任意整理中にカードローンは可能?【可能な業者や条件とは】

任意整理をすると個人信用情報に一定期間その事実が記録として残るため、カードローンやクレジットカードの利用や新規作成が難しくなります。
ところが、難しいという表現のとおり、実際には少数ながら利用している人たちがいます。
どのようなケースに可能となるのでしょうか。

任意整理とは

債務整理の中でも任意整理とは、自己破産や個人再生とは違い裁判所を通さずに直接金融業者と交渉を行います。
また、任意に債務整理する業者を選べますので、例えば、保証人がついている場合などにはその業者のみ債務整理の対象から外すことができます。

つまり、5社からの借り入れがあり、1社に保証人がついている場合には、その1社を残して他の4社のみ債務整理することが可能です。
従って、4社については任意整理中であるという事実が個人信用情報に記録され利用不可となりますが、残した1社については、遅延なく返済を続けていく限りはこれまで通りに利用することができます。
ただし、増額申請などをして再審査にかかると個人信用情報をチェックされますので注意が必要です。

任意整理中の新規契約は難しい

cardloan

このように任意整理中でも任意に債務整理しなかったカードローンは利用可能ですが、カードローンやクレジットカードを新規契約することは難しくなります。
しかしながら、探してみると実は任意整理中でも新規契約に応じている業者も複数存在しています。

もちろん、銀行や大手の消費者金融ではありませんが、地方の複数の正規消費者金融が一定の条件付きですが対応しています。
任意整理中に融資をしてはならないという法律があるわけではありませんので、独自に審査基準で新規契約を実施しているのです。

つまり、債務整理という金融事故情報よりも返済能力に重点を置いて審査しているわけです。
言い換えれば、金融事故のない返済能力の乏しい人よりも、任意整理中でも返済能力の高い人を重視しているということです。
ただし、審査に通るためには一定の条件がありますので、返済能力が高いことはもちろん、中には任意整理中でも返済がある場合には申込み不可となっているところもありますので事前の確認が必要となります。

闇金融に注意

これらの地方の消費者金融の場合には、地元では知られていても全国的にはほとんど知名度がありません。
最近では、ネットでも契約できるなど大手と同じような対応もしていますのである程度の安心感はあります。

しかし、債務整理中でも融資するという希少な業者であるため、闇金融が似たような手口、似たような社名で近づいてくることがあるので注意が必要です。

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