以外に知られていない任意整理の「真実」と「裏技」

借金に関する事は、個人にとってのプライバシーであり最重要機密と言っても過言ではありません。中には家族に内緒で借金を作ってしまい、絶対に知られたくないという方もいらっしゃるくらい、非常にデリケートな情報です。

そんな大切な情報が外部に知られず、安心して借金問題を解決出来る方法が「任意整理」なのです。
 

任意整理はバレない！

任意整理と言うと、まず本人が心配する事が「誰かに知られるのではないか」という問題です。
よく巷で聞く話では、「家族にはばれる」とか「身の回りの財産を差し押えられる」なんて事が言われていますが、実はこれは間違った情報です。

任意整理は自己破産と違い、債権者と任意に話し合って借金問題を解決する手法なので、公の場で知れ渡る事はありません。もちろん依頼した弁護士や司法書士も職務上知り得た情報は守秘義務がありますので、外部に漏れる事はありません。つまり家族に知られる事はないのです。

また、任意整理は自己破産とは違い、借金をチャラにするのではなく、自力で完済していく事を目的としていますので、いきなり身の回りの財産が差し押えられるような事はありません。

タイミング次第で、大幅に借金を免除してもらえる任意整理の「裏技」

任意整理は前述したように債権者側との交渉なので、担当する弁護士や司法書士の交渉力が非常に影響します。
こればっかりは本人にとってはどうにも出来ませんが、あるコツを知っておくと任意整理をする際に、通常よりも大幅に債務を免除してもらえる可能性がある事をご存知ですか？

実は任意整理は債権者である金融機関の「決算直前」に実行する事で、より大きな成果を出せる傾向にあります。

借入先の事情も借金免除に大きな影響を及ぼす。

決算直前時期は、どこの企業でもそうですが、特に利益が出ている企業の場合は納税資金の確保に躍起になっています。強引に契約を前倒ししたり、早めに入金させたりして会社にキャッシュを蓄えるのです。サラリーマンの方ならご経験があるのではないでしょうか。
それは借入先の金融機関でも同じなのです。

例えば、任意整理の交渉手法として、一括返済する代わりに大幅に債務を免除してもらえるよう打診する方法があります。通常の時期であれば５０％カットが限界だとしても、決算直前に一括払いの話を持ちかけると、債権者側もキャッシュが欲しい時期なので、「借金を免除してくれるなら一括で払います。２０％で手を打ってもらえませんか」等と言う強引な交渉でものってくる可能性があるのです。

まとめ

借金問題を効率的に解決していく上で、このような基本知識と応用知識の両方を持っていた方が確実に自分のためになります。

ちょっとした事が借金問題の迅速な解決に繋がります。大切な事は専門家任せにせず、自ら進んでこれらの知識を調べる事です。