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債務ノート

多重債務者が闇金に手を出すきっかけ

借りては返す借り手は返すを続けていると

消費者金融は貸出金の総量規制で貸し出すお金の総額が年収の三分の一までとなってしまいました。
年収の三分の一を超す借入を行う場合は厳格な審査と収入照明などの証明書が必要になってきます。

一般の消費者金融では年収の三分の一以上の借り入れはできないと思っていたほうがいいでしょう、これらの消費者金融でローンを組んでその返済に行き詰まった時に安直な手段として他の消費者金融から新規にお金を借りてそのお金を返済に充てようとする人がいます。

これが多重債務者となるきっかけになります。

まだお金が回っているうちはいいのですが総量規制に引っ掛かったときにそれから先はもう消費者金融で新規に借り入れができなくなってしまいます。
新規で借り入れができなくなると返済もできなくなってくるわけです。

そういったときにどうしても返済のお金を確保したいと思う人は金利の高い闇金に手を出すことになってしまいます。

違法な業者なので所在がわからず

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このようにして返済を行おうとする多重債務者は闇金に電話をかけてお金の借り入れを行います。

ですが金利が高金利で一〇日で3割とか一〇日で5割の金利を払わなければならずその返済に屈してしまいます。
返済が遅れてしまうと執拗な督促電話をかけて債権の回収に入ります。

もともとこの闇金は業者としての実体がなく貸金業の許可も得ていませんから自分の好きな金利で貸し付けを行っています。
一時期は執拗な取り立てにより自殺者も出たくらいです。

まじめな人が闇金に返済をしようとしてまた別の闇金を利用するということもあります。
どんどんと深みにはまり督促の電話や嫌がらせに精神的に追い詰められ、夜逃げなどを起こす多重債務者が後を絶ちません。

返済ができなくなるほど借りてはいけない

多重債務者になるとこのように返済のための借り入れを起こしてしまい闇金に手を出してしまいがちになってきます。

大切なのは正規な消費者金融で借り入れを行っているときに必要以上に借り入れをしないということになります。
自分で返済ができる程度の借り入れを行いローンを計画的に利用することが大変に大切になってきます。

サラ金でお金を借りるときにはそのほとんどが緊急連絡先の電話番号を聞いてくる業者が多くその人たちにも迷惑がかかってしまう恐れが十分にあります。

サラ金に手を出す前に自分の債務を冷静に見つめなおして必要ならば法的に解決する手段もありますからそれらを利用して解決することも考えてみましょう。

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