まったくやったことがなかったパチンコですが、大変面白く、また、今のパチンコ業界に比べるとまだ元気があったころで、良くも悪くも楽しませていただきました。
ずいぶんと投資して、買ったり負けたりをくりかえし、結果トータルでは負けなのですが、おかげで詳しくなりました。
それによって今までしらなかった業界に詳しくなったので、友達と話せる内容も増えました。
借金をしてまでやってしまったことも、自己責任で人生勉強させてもらったととらえています。

一度借金をすると、それに慣れて、感覚がマヒしたことです。
会社員だったころに作ったクレジットカードは、当時ほとんど使うことなく、勝手に限度額があがっていたこともあり、一回で大きな金額を借りてしまえたことで、負のループから抜け出しにくくなりました。借りては返し、また借りては返し、借金という感覚ではなく、まるで自分の口座からお金をおろしてるような感覚で借りてしまっていました。
気が付いた時には、結構な金利を払っていることになり、どれだけ自分が借金を重ねていたかと後悔しました。

借金をするという行為に至るには、いろんな事情や過程があると思います。
車などの高額商品を購入するためのローンという借金や、ちょっとだけ借りちゃおうかな、という気軽な気持ちで借りてしまうキャッシング、またはどうしようもない所まで追い込まれて、消費者金融で、という人もいるでしょう。
私はもちろんどれも経験がありますが、いずれの場合も、結局「借金」であって、「自分のお金ではない」ということが、自分でよく理解できてなかったように思います。
わかっているようで、実はわかっていない、事の重大さが理解できていなかったと今は思います。
しっかりした会社の正社員で、しっかり固定給をいただいていた時にはローンも苦にならず、こつこつ返せた自信もあって、その後の転職でアルバイト店員になり、仕事が不安定なのにもかかわらず、さらにキャッシングなどの借金に手を出してしまったのが私にとっては一番の痛手でした。
どんな借金の形であれ、自分の身の丈にあった、自分の収入で確実に返せる分しか借金をしないように心がければ、本当に必要な時に自分を助けてくれるのシステムはあると思います。
借りるのは簡単ですが、返すまでは時間がかかるのが一般的な借金ですから、今の自分と、何年か後の自分も考えて、計画的に借金をするようにされたらいいと思います。