当時、何社かハシゴして借りてました。
自転車操業というやつです。
一社がダメになると、また別のところに行き借金をするという事の繰り返しでした。
良かった事は、次々と新しく借りる会社で審査が通ってお金が出てきた時は良かったというか、別のところに返済が出来るという少しの間の安心でした。
親が宗教に持って行く為に借りたんですが、当然親は喜んでくれてましたので、借りて良かったし、感謝されて嬉しかったという気持ちでした。

金額が大きかったので、いつ支払いが終わるのかわからず、自分の人生の先も見えなかったです。
当時は20代前半だったので、男性とお付き合いする事も引け目を感じていましたし、借金の事を話して、私の親とはうまくやっていく自信がないと、結婚もダメになった事もありました。
また親がキチンと返すからと借金をする時に言われており、消費者金融のカードなどを渡していると、知らない内に限度額が引き上げされており、せっかく返した分と、限度目一杯分をさらに借りられてました。
全額自分で返済する事にもなり、親への信頼がなくなった。

消費者金融の利用について、全くの無知で親に言われるがままに借りてしまった事が人生が傾きだしたきっかけでした。
アルバイトをしながらも、布団に入りながらも借金の事ばかりが気になって、シフトを増やして必死に働いきましたが、少し鬱気味になり、アルバイトも嫌になって辞めてしまった。
お水の店で働いてお金を作ろうと思い、面接も行きましたが、体験入店の前に怖くなってしまい、そのまま断りました。
女性はお金に困ったら、自分を売る事が最後になるんだとつくづく感じました。

借りる時は思ってる以上に、簡単に札束が借りれます。
なので一度経験すると、お金が無くなった時、また別のところに借りに行けばいいじゃないかという気持ちになります。
また手元にお金があると自分のお金とだ錯覚してしまい、こんなにもあるんだから、少し贅沢しても大丈夫だよねって気持ちになってしまいます。
お金は使うのは簡単ですが、作る事はかなり大変です。
返す時が本当に本当に苦しいです。
寝ても覚めても、何をしていても借金のことばかり考えるようになり、まず仕事を増やします。
増やし始めはいいですが、だんだんと身体が悲鳴をあげ、働けなくなる場合もあります。
そうなると一切、お給料は入らないし、毎月の返済が出来なくなります。
そうなるとまた別のところに借金を作りに行く事を考えるようになり、金利がどんどん高い会社から借りるようになります。
悪循環しかないです。
経験しないとわからない事ですが、全く経験しなくていい事です。
一歩間違うと人生が狂ってしまうので、よく考えて欲しいです。
自分でお金の管理がキチン度できて、本当にほんの少しの間だけのお金が必要。
返す見込みがキチンとある人じゃないと、すぐに借金地獄におちいってしまうのではないかとおもいます。