むかし漫画で見た、お店からお金を借りることが現実に自分に起きて話のネタになった。
特別にお店からの隠語を教えてもらい（実際には漫画と違う言葉）その言葉を使うことで簡単にお金が借りることが出来、何か他の客より特別扱いを受けているような錯覚に陥った。
また幸い、利息や過度な返済要求も無く食事もさせてもらっていたため、自分の中で抵抗がありつつも、お店からお金を借りマージャンを打ち続けることが出来ることに喜びに成っていた。

多くの時間を失った。この時間を自分に投資すべきだった。
友人もそれぞれの道へすすみ自分だけが取り残され自己嫌悪に陥りと自分もこの状況を早く抜けなければとあせりがあった。
勝手にギャンブラーはカッコいいと自分で思い込んでいたが実際にはそんなことを思う人間は居なかった。
そのため、まわりの友人はどこかひいていたと思う。販売店のアルバイトの人間が分不相応なレートでギャンブルしまた借金を作り
好きな女性の前だけで見栄を張り、虚勢を張っただけだった。

常に返済意識にさい悩まされて生活が乱れていった。非常に多くの時間を無駄にし、自分に投資すべきことをせず、自然と回りの人間も離れていった。
自分の中では俺はあいつらと違うんだと勝手に解釈し、ぼろぼろになっててどんどんすさんだ生活になっていき、不安も感じつつもどこかそんな破滅的な自分に陶酔していた。
見栄を張った生活も長続きはせず、当時気になっていた女の子にもさよならも言わず逃げるようにその土地から居なくなった。
結局自分には何も残らなかった。

ギャンブルで借金はしないでください。やはり地道にこつこつと仕事をこなしていくしかないと思います。一時ギャンブルで大金が入ることはあると思います。
確かにこの大金が手に入ったときの記憶はずっと残り続けます。しかしなぜか負けたときの記憶と言うのは都合よく忘れるものです。そして必ず取り返せると思ってしまうものです。
でもそれは大きな間違いです。ギャンブルで取り返すのは確率的に非常に低く現実的ではありません。もしギャンブルをするのであれば自分の小遣い無いでやるしかありません。
また、つい見栄を張りたくなります。羽振りがいいところを魅せたくなります。自分は周りの人間と違うんだと思いたくなってしまいます。
しかしそう思っているのは自分だけで実際は裸の王様です。実際は周りの人間は見抜いています。借金はお金だけでなく自分の未来や将来の可能性も借りていることになります。
教育や住宅ローンなどどうしてもお金を借りる必要があるときが必ず来ると思います。そのときまで我慢してください。絶対ギャンブル目的でお金を借りることはプラスになる事はありません。
借金と返済の無限ループに追われてはまったらなかなか抜け出すのが難しくなります。一度自分の中で現実を見つめなおしてください。