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債務ノート

任意整理中に住宅ローンに通った!条件次第では可能?

債務整理の方法としては、裁判所を活用する場合と、任意で当事者同士が話合いを行い解決をする場合がありますが、中でも、任意による整理は、借入状況によっては迅速に解決が図れるために広く利用されています。

この場合、任意といっても債務整理の1形態となるために、気になる内容として生活にどの程度の支障があるのかという点があり、その中の1つに住宅ローンがあります。

任意整理中の住宅ローンについて

ローンなどの借入を含めて、個人が金融機関などを利用する場合には、個人情報機関に登録をされることになりますが、通常、内容に関しては、申込等に関しては6ヵ月程度、実際の借入に関して5年間程度の期間、その内容が登録されることになります。

当然、債務整理等に関しても登録されることになり、その基準としては、それぞれの個人情報期間によっても異なっています。

では、任意整理中の場合はどうなのかという点に関しては、まず、日本信用情報機関(JICC)に登録がされます。この場合、弁護士等が受任通知を受けた段階で記載されることになり、それ以後に関しては、新たなローンやクレジット等は利用できなくなり、住宅ローンも組めないことになります。

確かにCICなどでは、任意整理中には登録は行わない内容となっていますが、現在、金融機関等は複数の個人情報機関を審査の参考にしており、まず、通ることは難しいことになります

任意整理中に住宅ローンは通るのか

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住宅ローンにおいては、様々な金融機関で商品の提供を行っていますが、通常、任意整理中でローンが通ることは非常に稀なケースとなります。

通った理由としては、まず、信用情報に任意整理をしたことが報告されなかったことが考えれます。貸し手側によっては、債務整理で任意整理を活用したとしても異動情報を情報機関に報告しないケースもあり、この場合には、和解調書通りに返済が行なわれている場合が該当します。

2つ目の理由としては、信用情報に報告された情報が、登録期間が経過したことで削除され通ったことが考えられます。情報機関における異動情報に関しては、ある一定の期間が経過をすることで削除されることになっており、この場合には、審査にも通ることになります。

任意整理中に審査が通る条件とは、

任意整理中においても住宅ローンが通ったとされる内容としては、上記に掲げた2項目がありますが、まず、非常にレアなケースであることを認識しておく必要があります。

その理由としては、概ね、金融機関としては借入に対して保証協会等の保証を受けれることを審査条件として掲げており、この場合、必ず、個人情報機関が利用されることがあります。そのために、任意整理中であるにもかかわらずローンの返済を行うことができるかという疑問も持たれることになります。

但し、多くの金融機関があるために、保証人や担保などの内容によっては貸付が実行される可能性もあります

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