借金をするに当たってまず現状の自分たちの家計の状況を細かく把握せざるをえなくなり、逆にそれが今までなんとなくやなあなあでやってきた無駄な支出の発見や将来のお金の計画を綿密に立てることが出来て良かったと思いました。
人生一度きりなので死ぬまでには自分で考えた家を作りたいと言う夢がかなえられたのも良かったです。
細かいところですが札束を目の前で見ることが出来たり、大きなお金のやり取りや運用の仕方、それに伴う人間関係や交渉などの社会勉強になったのも良かったと思います。

借金をして何年かは仕事も順調で何の後悔もありませんでしたが、一時期仕事が怪しくなり収入が激減してしまい、借金を返済するのがギリギリで生活費が出せないような状態にまで追いこまれてしまい、このときばかりは夢なんて追いかけずにずっと実家暮らしをして堅実に生きていればこんなに苦しまなかったなと激しく後悔しました。
借金をして失ったものは間接的には両親や祖父母、兄弟とのにぎやかな生活、助け合いが出来る環境を失ったと言えます。

土地の契約が済んで実際に地主と銀行で面会しその場で銀行からの借金で土地の代金を支払う手続きを行うという場面がきた当日に、絶対に持参しなければならない物がその銀行の通帳と印鑑と決まっており、銀行用の印鑑は一つしかもっていないと思い込んでいた自分は適当に探して出てきたとある印鑑を持参したのですが、まさにあとハンコを押して確認してお金を出すだんかいになって持参してきた銀行印鑑が違うと判明し、目の前には地主さんもいてせっかく時間が無い中足を運んでもらったのに支払いが出来ないのではないか！という状況が発生してしまいました。
これはかなり大きな失敗です。

借金して後悔した事や失敗した事に関連しますが、借金の返済計画は本当にかなりきびしめに計画しておかないとだめだと思います。
例えば今は残業が沢山あって残業代で余裕な生活を送れていてその状態がいつまでも続くと仮定したような借金返済計画はとても危険だと思います。
残業代0ボーナスも出ない、昇給も無い、むしろ下がる位を考えて計画しておかないと後々何がおきるか分からないのでそれくらい厳しく考えて欲しいです。
あとそういうときのために何かしら副収入的なものを少しでも持っているかせめて勉強をしておいたほうが良いと思います。
会社の給料だけに頼ると思わぬことで借金が人生の大きな足かせになって時間の無駄が生じてしまいます。
今はネットでのビジネスが色々あるのでアルバイト禁止の会社に勤めている方でもリスクゼロで副収入を得ることが出来る事を知っておいて欲しいです。
もう一つ言いたいのが大きな借金をする場合はちゃんと最後の手、最後の逃げ道だけは確保しておく事をオススメします。
自分の場合ですと住宅ローンなので最悪家を売り払ってしまって借金を返済、実家に戻るという逃げ道があります。
とかく最悪の事態のときにどうするかをあらかじめ決めておけば、突然何かが起きてもパニックにならず冷静に対応できると思います。